2025.5.5・滋賀・百済寺(ひゃくさいじ)

実家に帰省した際、地元の百済寺を訪れてきました。きっかけは、先月のNHKニュースで「織田信長の朱印状 約100年ぶりに見つかる」と報じられ、その発見の舞台として百済寺が取り上げられていたためです。
現地の参拝受付にも、そのニュース記事の切り抜きが掲示されていました。受付の方に、どの建物から朱印状が見つかったのか尋ねてみましたが、「わからない」との返答で、少し残念に感じました。
とはいえ、境内の建築には風格があり、歴史の重みを感じさせます。自然と調和した庭園も美しく、見どころの多いお寺でした。
百済寺について
* 創建は推古天皇の時代(606年)、聖徳太子の勧進※によると伝えられている。
* 寺名は、朝鮮半島の「百済」から渡来した僧侶や技術者たちの関与に由来。
* かつては「湖東の小叡山」と称され、比叡山延暦寺にも匹敵する大寺院だった。
* 織田信長による焼き討ちで壊滅的な被害を受け、現在の本堂は江戸時代に再建されたもの。
※勧進(かんじん):寺院や仏像の建立・修復のために、人々から広く資金や労力を募ること。僧侶が各地を巡り布施(寄付)を求める行為を指し、能や歌舞伎の演目「勧進帳」もこの言葉に由来している。






