第9回メルマガ2024.2.9設計技術者の設計責任

1.はじめに
お手伝いさせていただいている企業様が発行するメールマガジンの第9回です。製品紹介等は省略しています。
2.メルマガ
いつも弊社のメールマガジンをご覧いただきありがとうございます。
私は前職で30年近く、粉体処理装置、主に粉砕機の設計に技術者として携わってきました。「本質的安全設計」、「安全防護」、「使用上の情報開示」の3ステップメソッドに基づき機械を設計し、リスクアセスメントを経験してきました。
現在、防爆専業メーカーの技術営業の仕事をしています。以前とは違った視点で「安全」と対峙しています。
化学装置(2023年9月号)に中村 昌允先生の「化学産業を取り巻く環境変化と生き残り」という論文が掲載されていました。【技術開発者は、「どこまでのリスクを考慮して実用化に踏み切ったか」、「ここまでしか安全は確保できていない」、「それでも事故になった際にはどの様な対策を講じているか」を社会に説明する責任がある。】とありました。
技術開発者はリスク対応を設計するだけなく、社会(コミュニテイ)や他者に対してすべてを説明する責任を負います。設計責任という言葉を改めてとらえなおしました。
お客様の安全の取り組みを受けとめ、社内外、社会に説明できる合理的なご提案を防爆分野で取り組んでいます。
以上