キー 2020.9.11

1.はじめに

キーの種類を3つ挙げてそのそれぞれの概要を説明し、設計する場合の留意点について述べる。

2.平行キー

2.1)概要

沈みキーの一種で重負荷用(動力伝達、高回転用)であり、最も汎用的なキーである。軸とボス両方にあるキー溝にはめ込む。

2.2)留意点

キーの両側面にシメシロをつける。両側面は上仕上げ、上下面は並仕上げ。キーの底は密着させ、キーの上面はスキマをつける。

3.頭付き勾配キー

3.1)概要

沈みキーの一種で重負荷用(動力伝達、高回転用)であり、キーの上面に1/100勾配があることで抜けにくい特徴がある。軸とボス両方にあるキー溝にはめ込む。

3.2)留意点

上下面にシメシロをつけてハンマで打込む。キーの上面と下面は上仕上げ。側面は並仕上げ。

4.半月キー

4.1)概要

取り付け、取り外しが容易な半円板形のキーである。テーパー軸用として使用し、軸に弧を描くようにキー溝を切りボス側と合わせて固定して使用する。

4.2)留意点

伝達能力が低いので軽荷重用で使用する。両側面は上仕上げ、上面は並仕上げ。

以上