ヨハンナさんと笑顔 2009.2.16

 先週末、東京は春一番が吹き、気温も23度近くまで上り、暖かさを通り越して暑いぐらいでした。春一番と言えばキャンディーズの歌を思い出し、気分はもう春です。

今日は再び、冬型の気圧配置になり寒さが戻りましたが、風邪などひかないように注意してください。

さて、私には2才になる娘がいます。日々言葉を覚え、会話が成立する場面も多くなってきました。親バカと言われそうですが、娘はひじょうに表情豊かで、よく笑い絶えずニコニコしています。その笑顔が私をほっとさせてくれます。

これは妻の教育といいますか、娘への接し方のたまものだと感謝しています。とにかく一緒にいるだけで癒されて、こちらまで笑顔になって明るい気持ちになります。

この「笑顔」で思い出すのは、ヨハンナさんというドイツ人女性の方です。1994年〇〇○設立当時、現地で採用されたヨハンナさんと一緒に仕事をしていた時期がありました。

年齢はお聞きしませんでしたが、当時で50才前半ぐらいだったと思います。旦那さんが日本人の方で、その影響か日本語が堪能な方でした。

総務兼、秘書のような仕事をされていて、私にとっては公私にわたってお世話になった方です。

私に握手の仕方を教えてくれたのもこの方でした。初対面の方に対して日本では、お辞儀をして挨拶しますが、みなさんご存知のように向うはでは握手を交わします。

赴任直後で右も左もわからない私が、ドイツ人と弱々しく握手している姿を見て、ヨハンナさんは、私にまず堂々と相手の目を見る事、そして握手する際、相手の手を「ヘニャ」と握るのではなく「ガシィ」と力強く握るのよと、アドバイスしてくれました。

ドイツ人男性というのは得てして体が日本人よりデカイですし、手のひらも大きいので、日本人からすれば少し強いぐらいに握ったほうが丁度いいのかもしれません。もちろん女性に対しては男性に対する握手よりも優しく握るがマナーです。

このように、いろんなことを私に教えてくれました。諸事情によりヨハンナさんと一緒に仕事をした期間は数ヶ月ほどでしたが、彼女は挨拶する際、いつも笑顔で「ニコッ」とされていた事が今でも印象に残っています。

私の娘とヨハンナさんの笑顔の話をしましたが、私自身は、このところ笑顔が少なくなっているような気がしています。

真剣なとき、厳しくしないといけない場合は、もちろん笑ってはいられませんが、それ以外はやはり楽しく、明るく、笑顔で過ごしていたいと思います。

眉間にしわを寄せている割合が多いこんな私が、急に笑顔を振りまくというのは不自然なので遠慮しておきますが、折角このような発言の機会を与えていただいていますので、少しずつでもいい方向に自分を変えていきたいです。まずはヨハンナさんのように笑顔で挨拶を心がけたいと思います。

最初は慣れなくて「ニコッ」じゃなく「ニター」になるかもしれませんが、日々練習をして、挨拶の完成度を上げていこうと思います。もし私がうまく笑顔で挨拶できているようでしたら、微笑み返していただきたいと思います。

それでは、今週も笑顔でがんばりましょう。「ニコッ」

以上で朝礼の発表を終ります。