宇宙兄弟と脳梗塞 2018.8.7

「宇宙兄弟」というタイトルの漫画、ご存知でしょうか。この漫画に描かれている、ある場面が今の私の心境にちかいので紹介します。
弟、南波日々人(ヒビト)は宇宙飛行士であり「月」で仕事をしています。そこでアクシデントが発生し、ヒビトは仲間を助けるため決死の救助を行います。救助は成功し、ヒビトも仲間も無事地球に戻ってくることができました。
ところがヒビトは閉所恐怖症になってしまい、宇宙服も着ることができません。ヒビトは努力を重ね、仲間の協力も得て最後にはこの症状を克服していきます。宇宙飛行士としての、最終的な試験にも合格します。
ところがNASAの上司から「もう宇宙飛行士として月に行くメンバーには選ばれることはない」と明言されてしまいます。なぜなら、「リスクは少ないと言ってもゼロでなく、月に行けるメンバーは他にいくらでもいるから」というのがその理由です。
ヒビトは落胆しつつも新たな行動を起こしますが、その続きは漫画読んでいただければと思います。
このストーリーを読んで思い出したことがあります。私は脳梗塞を発症してから約1年経過し、自分ではだいぶ体調を取り戻していると感じていますが、仕事内容に制限があります。例えば出張業務です。上司からすれば、出張に行かせて私に何かあれば、指名した上司が責任を負うことになってしまいます。そして以前のように出張に行く機会はなくなりました。以前は多いときで年60日ぐらい出張がありました。
私が行く出張はトラブル対処などで、精神的・体力的にハードな出張が多かったのですが、最前線で仕事をしたいという気持ちがあるので、出張がほとんど無い今の状況は、寂しい気分です。
上司の対処は、元病人にとって、とても有り難い処遇です。また出張先で何かあれば自分だけではなく関係者にも迷惑をかけてしまう可能性もあります。やはり、あきらめるしかないのでしょうか。
「宇宙兄弟」のヒビトの事を思い出し、何とかならないものかと考えています。
以上